Meteor 1.4.1のアナウンス
Meteor 1.4.1がリリースされました。詳細は公式ブログを参照してください。Meteor 1.4.1には多くの段階的な改良が含まれています。
アップグレード方法
Meteorアプリを1.4.1にアップデートするには、単にアプリケーションディレクトリで、meteor update
を実行するだけです。
もしアップデートする前にMeteor 1.4.1を試したければ、meteor create --release 1.4.1 my-test-app
で新しいアプリを作ることができます。
1.4.1ではパッケージダウンロードが高速化されますが、1.4.1にアップデートする際は1.4で動くため高速化は効きません。もし時間がかかりすぎるようであれば、1.4.1をクリーンインストールする手もあります。
Node 4.5.0
8/16にリリースされた最新のLTSバージョンに更新されました。Node 4.4.7との差分はそれほど特記するものはないため、アプリケーションを修正する必要はありません。ただ、Meteor 4.5.0では問題が解消されるいるため、Meteor 1.4.0.1でリリースしました。
より速いパッケージダウンロード
パッケージダウンロードを不安定なネットワークでもより安定させるため、Meteor 1.4.1では格段にダウンロード時間を短縮しました。これはJSベースのtarの実装からネイティブのtarを使う(windowsでは7z.exe)ように変更したことによります。
プログレス表示も改良され、「ダウンロード中」「展開中」「ロード中」が区別されるようになりました。
meteor publish-for-archとのお別れ
パッケージを公開するときに、バイナリモジュールを含む場合でも、meteor publish-for-arch
を実行する必要がなくなりました。バイナリモジュールは開発者の責任でパッケージをインストールする際にコンパイルされるようになります。この方式が使えるのは1.3.3以降です。
より詳しくはこちらの記事を参照してください。
その他の変更
詳細はこちらを参照してください。
次は何か
Meteor 1.4.2はリビルドパフォーマンスに注力する予定です。またバグ修正も行います。近々ベータテストに入る予定です。詳細はこちら。
おわりに
1.4.*は地味ですが、実用性を上げる改修が多くて、使う人からすると助かるかと思います。そこまで手がまわるほど余裕がでてきたということですね。