Meteor 1.3 React日本語チュートリアル (step06)
Meteorの日本語版のチュートリアルのstep06です。
目次
- 最初のアプリを作成する
- Reactコンポーネントでビューを定義する
- コレクションにタスクを格納する
- フォームを使ってタスクを追加する
- タスクにチェックマークをつける・削除する
- アプリをAndroidやiOSで動かす (本記事)
- 一時的なUIデータをステートに格納する
- ユーザアカウントを追加する
- メソッドによるセキュリティ
- パブリッシュとサブスクライブによるデータフィルタリング
- テストについて
- その後の学習法について
アプリをAndroidやiOSで動かす
今のところ、MeteorのWindows版ははモバイル開発はサポートされていません。Windows版を使っている場合はこのステップはスキップしてください。
これまではWebブラウザでアプリを作りテストしてきましたが、Meteorは複数のプラットフォームで動作するように設計されています。開発したsimple-todosアプリもいくつかのコマンドでiOSアプリやAndroidアプリにすることができます。
Meteorでは簡単にモバイルアプリ開発環境を構築することができます。しかし、すべての開発環境をダウンロードするにはそれなりに時間がかかります。Andriodの場合は約300MBのダウンロードで、iOSの場合は約2GBのXcodeをインストールする必要があります。ダウンロードする時間がない場合は、このステップはスキップしても問題ありません。
iOSシミュレータで動かす (Macのみ)
Macを使っている場合は、アプリをiOSシミュレータで動かすことができます。
If you have a Mac, you can run your app inside the iOS simulator.
アプリフォルダで下記を実行してください。
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これにより、iOSアプリの開発に必要なものがセットアップされます。完了したら、次に下記を実行してください。
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これで、iOSシミュレータが起動しアプリが動くはずです。
Androidエミュレータで動かす
ターミナルで、アプリフォルダに移動し下記を実行してください。
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これにより、Androidアプリの開発に必要なツールがインストールされます。完了したら、次に下記を実行してください。
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ライセンスに合意した後に、下記を実行してください。
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初期化処理の後に、Androidエミュレータが立ち上がり、アプリがAndroidラッパーの中で動いているはずです。エミュレータはいくぶん遅いため、もし実際の動きを確認したい場合は、実際のデバイスで動作させる必要があります。
Androidデバイスで動かす
最初に、上記のAndroid開発環境のセットアップが完了している必要があります。その後、USBデバッグを有効にしたデバイスをUSBケーブルでコンピュータに接続してください。また、Androidエミュレータは事前に止めておく必要があります。
準備ができたら、下記のコマンドを実行してください。
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これでアプリがデバイスにインストールされるはずです。
The app will be built and installed on your device.
iPhoneやiPadで動かす (Macのみ; Apple developer accountが必要)
もしApple developer accountを持っていれば、アプリをiOSデバイスで動かすこともできます。下記のコマンドを実行してください。
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これによりiOSアプリのプロジェクトがXcodeで起動します。Xcodeを使ってアプリを任意のデバイスやサポートされたシミュレータで動かすことができます。
さて、モバイルでアプリを簡単に動かせることが分かったところで、次のステップではさらに機能を追加していきましょう。
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step07: 一時的なUIデータをステートに格納する