Meteorの公式ブログで、次のバージョンであるv1.2が言及されているので紹介します。

ECMAScript 2015 (ES6)の採用

ES2015に対応するそうです。Babelを使うとのことなのでネイティブではありませんが、それは今後変えていく算段なのでしょう。個人的にはES2015への移行は緩やかなものになるかと想像していましたが、Meteor v1.2が標準でES2015に対応して推奨するとなるとちょっと状況が異なるかもしれません。比較的移行しやすいような気がします。単一フレームワークの強みです。

ES2015に移行したらチュートリアルなども全部更新されるのでしょうか。もちろんそうあるべきですが、コンテンツを追従する方は大変ですね。

AngularとReactの正式サポート

Angularは既にチュートリアルもできていますし、公認です。Reactはまだ非公式ですが、今後公式にするようです。結果、BlazeとAngularとReactが対等になるとのことです。

ちなみに、MeteorアプリにAngularはいらないんじゃないかという意見もあります。AngularやReactのコミュニティパワーをMeteorに持ってくるという点では意味があるけども、機能的にBlazeで遜色ないということです。チュートリアルはやはりBlazeから始めた方がよいのではないでしょうか。チュートリアルだけでなく、特段の理由がなければBlazeで満足しておくのもありかと思います。

迅速で柔軟なビルドパイプライン

Meteorは開発体験を大事にしていて、開発者にストレスのかからないように配慮しています。ビルドツールはその点においても重要です。大規模になっても遅くならないようにして、プラグインも開発しやすいようにするようです。新しい便利なプラグインが開発されれば、より快適な体験ができると期待されます。

リリース時期

2015年夏後半を予定しているとのこと。

1.2より先の話

あまり確定した話でもなさそうなので、キーワードだけリストアップしておきます。

• SQLサポート
• RESTサポート
• 大規模アプリのためのスタック
• ES2015モジュールに置き換え
• テストの改善
• 先進的モバイル対応

感想

夏ってもうすぐなわけで動きについていくのが大変ですが、引続きウオッチしましょう。AngularとReactもいいですが、あまり振り回されないようにしたいところですね。