Meteorをブラウザ環境のみで試すMeteorPad
MeteorPadについて紹介します。過去のMeteorの公式ブログでも紹介されていました。
MeteorPadとは
通常、Meteorアプリを開発する場合はローカルマシンに開発環境をインストールして、エディタでコードを書いて、ブラウザで動作を確認します。MeteorPadはこれをブラウザ環境で実行できるようにしたものです。
MeteorPadを使うとMeteorのインストールの手間が省けるため、とりあえずMeteorがどのなものか試してみるにはとても手軽でよいです。また、疑似ターミナルがあるため、ローカルマシンでの環境と雰囲気も近いです。そのため、MeteorPadで試した後にローカルマシン環境に移行することもスムーズでしょう。
MeteorPadの使い方
百聞は一見にしかず。実際に使ってみるのが早いです。
Leaderboardというアプリがデフォルトで入っています。右のエリアで実際にアプリが動いています。別ウインドウで動作させることも可能です。
左のエリアでMeteorのバージョンを指定したり、パッケージを追加したりできます。過去のMeteorのバージョンに切り替えて動作確認もできます。
中央のエリアがエディタです。スクロールするとすべてのファイルが見えます。規模が大きくなるとつらそうですが。
下部のエリアが疑似ターミナルです。入力はできません。
Meteorチュートリアルの実行
LeaderboardをMeteorチュートリアルのsimple-todosに置き換えて実行することができます。インポート機能がまだないようなので、コピー&ペーストでコードを置き換えてください。パッケージの追加削除もできるので、チュートリアルの各ステップをちゃんと再現できるはずです。
制限事項
MeteorPadのアプリ(pad)には有効期限があるようですので、永続的には使えません。
作者の発表動画
感想
Meteorをインストールしないで試してみたいという人はいそうなので、初期ユーザに需要があるのではないでしょうか。さらに機能が増えて、インポート、アップロード、ファイルブラウザ、デプロイなどができるようになれば、ブラウザ環境だけで実用的な開発もできそうです。